1月29日

心地よい風と

女の子の手の温もりと

脳に突き刺さるような絵画たちと

水の動きと

カレーの匂いと

 

臆病で卑怯で我儘で

最低で最悪な日

 

許すとか優しさとか

甘えとか逃げとか

全部疲れちゃった

全部放棄しようと思ったから

放棄した

 

今なら電車に乗ってどこまでも行ける気がするし、なんなら空だって飛べそうなくらい身が軽い

 

漠然と不安に感じていた夜も

今日は怖くない

 

感情 感情 感情

 

がんばったよ

少し休もう

 

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1月6日

何も変わらないし、

変わらなかった。

 

冬が幻みたいに人と溶け合っている。

淡くなる。

消えてしまうには早すぎる夜。

 

暗闇の中、光を反射して揺らめいている多摩川はうつくしかった。

 

たくさん傷ついてきた人が

優しいとは限らない。

 

たくさん恵まれた人が

幸せとは限らない。

 

退屈凌ぎ

反抗心

やわらかな嘘

言葉は空気

 

街は閑散としていた。

目が眩んだ。

きれいだった。

 

暗闇に呑まれるのも悪くない。

 

 

日常に執着する。

 

まだ何も知らない。

 

 

 

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12月2日

ちくりとした空気

湿ったコンクリート

AM3:00の静けさ

自販機で買ったあたたかいお茶

君の部屋

 

誰もいなくなった都会の駅は

心地が良かった。

 

人間はずるい。

いつだって自分勝手で

いつだって盲目だ。

 

寂しさを埋めることのできない、

強がりで不器用で弱くて脆い私たち

 

温もりが冷めたとき、

どうしようもなく虚しい。

 

真っ白なカレンダー。

君とふたり。

時間が止まればいいのに。

 

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11月9日

歩くたび聞こえる乾いた音、
つんとした空気、
澄んだ夜空にくっきりと見えるオリオン座、
素直に嬉しかった。

どうしても人と比べてしまう。
どうしてもちゃんと笑えずにいる。
どうしようもなく情けなくなる。


自分が描いたものを晒すより
裸を晒した方がマシで、
理解なんてされたくないのに
無理矢理土足で踏み込んでくる人たちが居て、
そんな世界で、ちっぽけなちっぽけな世界で
動けなくなっている自分がいる。

君に言われた言葉を繰り返し思い出す。


正しさなんて分からないけれど、
正解なんて無いけれど、
あの時の感情を忘れたくないと思った。

 

季節は巡る。

私も巡る。

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10月7日

AM 9:58

 

デパートの開店を待つ 親子たちは

うるさかった。

 

あの子はこうだから 幸せ だとか、

あの子はああだから 不幸せ だとか、

他人が決めつけることではないのに

他人は決めつけたがる。

 

他人は 他人で 他人が 他人を、

 

私はいつまで此処にいるのでしょうか。

もしかしたら、何処にも行けないまま、空っぽのまま、日々が続くのでしょうか。

 

生きること、

死ぬこと、

全ての行為に意味があって

全てに終わりがあるのって

不思議じゃないでしょうか。

(実は意味なんて無いのかもしれないけれど。)

 

他人が吸っているたばこの匂いが鼻についた。

服についた。私についた。

嫌な気持ちにはならなかった。

むしろ、心地が良かった。

 

結局はそういうことなんだよなあ、と。

ぽつり。

 

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9月16日

雨が降ってきた。久しぶりの雨だった。

髪の毛が湿気を吸った。

傘を落として泥がついた。

煙が舞った。

帰りたくなかった。

 

昔の自分が今に逃げてきた。

14歳だった。

 

同じ過ちを繰り返すわけにはいかないのに、

まだ逃げたい。逃げきれない。

死にきれない。

そんな自分が嫌で仕方がない。

 

SNSや現実で見えるちいさなものも、

直視できない程。

言葉で残さないと不安になる。

 

雨は止まない。

しばらく雨は止まない。

 

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7月20日

ちゅうとはんぱだから

ちゅうとはんぱに生きている。

ちゅうとはんぱだから

ちゅうとはんぱな気持ちしか知らない。

 

真っ白なキャンバスに感情をぶつけたら、

何層にも重なって、ぐちゃぐちゃになって、傷んで、ぼろぼろになって。

 

周りを見渡しても、

周りなんて見えていなくて、

澄んだ空気も、夏の空も、信号の赤も、

サラリーマンが落としたミンティアも、ティッシュ配りのお兄ちゃんも、君の声も、気持ちも、もっとあるはずなのに。

 

もどかしいな

救いようがないな

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