4月9日

ご無沙汰しております。

桜の見頃が過ぎて、あたらしい生活が始まったり、変わらない日々が続いたり、いかがお過ごしですか。

 

来月、1年ちょっと過ごした大阪から東京に戻ることになった。

寂しいような、でも正直うれしい気持ちの方が大きい。実家の犬に会えるし。

 

今日は職場に辞めることを直接伝える日。

辞めるとなったら、はやめに辞めたい。

どうせ辞めるし。

思えば、学生の頃から1年ごとにバイトを変えてる気がする。

地元のカフェで働いたのも1年だし、

某出版社の事務で働いたのも1年だし、

薬局で働いたのも1年だし、

引っ越す前に働いていた絵画教室も1年で辞めた。

つぎはどんなところで働くのかな。

 

東京に戻ったら、実家の犬にたくさん会いに行きたい。

頬擦りして、散歩したり、抱っこしたり、一緒に昼寝もしたい。

大きい絵の続きと、小さい絵を描いて、展示もしたい。

海外に旅行もしたい。

 

こうやって考えていると、やっぱりまだ死ねないなと思う。

残り少ない大阪生活、思い残すことなくはやく帰るんだ。

7月11日

約2ヶ月ぶりに日記を書く。

今日は職場でユーカリをたっぷりもらった。

 

どうやら職場の入り口手前の花壇に植えてあるユーカリが、ここ最近の気候で育ちすぎたらしく、出勤した際にはオーナーが剪定したものたちが机の上にわんさかと積まれていた。

あまりの量に困っていたので、その場の流れでいただいてしまった。

 

嫌な風に聞こえるけど、日ごろ生活の中で植物の有り難みを感じている自分にとってはすごく嬉しい出来事だった。

 

 

反対にすこし悲しい出来事もあった。

先日、ひさしぶりにラインを送った友人のトーク画面を確認すると、"メンバーがいません"と表示されていた。

少しドキッとしたので調べてみたら、アカウントを消した様だった。

あー、こうしてまた一人友だちがいなくなるのかと思うとすごくすごく悲しかったけれど、たかがSNS、いつだって思い出の中で生きてるから大丈夫だと言い聞かせる。

(インスタグラムは変わらず相互なので、友達が終わったわけではないのかもしれない・・・。)

 

もしまた会う時があれば、その時はいつも通り他愛のない話をしてお茶を飲もう。

その時まで誰にも触れられない宝物のように、大切にしまっておこうと思う。

 

10代の自分だったら、

植物なんて今ほど興味がなかったし、

だいすきな友人のトークが消えたりなんかしたらメンブレで数日落ち込んで毎日泣いていたかもしれない。

そう思うと随分と落ち着いたし、大人になったみたいだ。

きらいだった大人というものに抵抗を感じつつ、大人になっている。

 

 

今年で人生25年目になる。

 

嬉しいことは思い切り嬉しいと感じたいし、

悲しいことには嘘偽りのないこころで向き合っていきたいと思った。

 

そんな1日。

 

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生けたユーカリと、しいたけ占い下半期

5月26日

もうすこしで2023年になって半年が経つ。

日記を見返していたら、悲観的な内容ばかり書いていて辟易したので、ほとんど消してしまった。

自己中心的だったあの頃の自分にはもう戻りたくないけど、過去に自己中心的で不安定な自分がいたことは忘れたくないし、きっとこれからも不安定になることはあるだろう。

 

いまの自分は、以前と比べてぼちぼち元気になってきた。

考えることは尽きないけど、自分の好きなことと関わりながら働けているし、夜も眠れる。

きっと、東京から離れたのがひとつ大きな理由だと思う。

 

 

今日は、大阪へ出張に来た父と会った。

父と会うからか、前日は父と一緒に乗った飛行機が海に墜落して一緒に脱出する夢を見た。

へんてこな夢。

 

お昼にふたりで駅中にある中華を食べた。

父とふたりで外食をするなんてはじめてだったので、変に緊張してしまった。

帰る際、遠慮したのにもかかわらず無言でお惣菜を買ってくれた。

こういう不器用なところ、やっぱり父だなあと思う。

 

もう大阪に来て半年が経つ。

植物に花が咲いてうれしくなったり、

お出かけしてたのしくなったり、

うまくいかないことがあってちょっと落ち込んだり、

世の理不尽に怒ったりしながら健康的に過ごしております。

また気が向いたら日記を書こうかな。

 

寒暖差が激しい季節なので、

みなさまご自愛していきましょう。

 

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10月15日

秋は別れの季節だと思う。友人が言っていた。

つくり笑いできたかな。昔の自分は誰も知らないどこか遠くに行きたいと願っていたよね。絵は描き続けたいです。仕事辞めたくなかったかも。寂しくなるね。今より広い部屋になるから。大阪の人はお節介らしいよ。また展示やる?京都も神戸も行けるしいいじゃん。何かあったら頼ってね。たこ焼きは断然塩だよ。自分のペースでいいからね。帰ってきたら関西弁になってるのかな。なんでも聞いて。お土産買ってきてよ。紅しょうがの串カツがいちばん美味しい。一緒にUSJに行こう。どうせ4年経ったら帰るから。どんな作品描かれてはるんですか。東京に戻ったら子ども産むのかな。南は治安悪いよね〜。太陽の塔の中に入れるらしい。あそびにいくね。京都で会おうよ。なんかできそうなことあったら言うてね。ありがとう。

 

また生活が始まるんだ。

こうして嫌でも大人になっていく。

 

秋がきます。

新幹線に揺られています。

長い旅になるだろう。

しばし、東京とはお別れだ。

 

 

10月8日

ぱちぱちとまばたきをして

過ぎ去っていく季節を見送った。

 

夏が終わった。

 

色で においで 肌で変化を感じられることがうれしい。

 

 

夕暮れ時に 石を拾いながら川沿いを歩いた。

白くてまあるい犬が二匹。

 

深夜に いつも歩いている道を走ってみた。

地面は静かでしっとりとしていた。

 

 

きちっと生きるのはやっぱりすごく難しい。

夢に出てくるあの子を忘れずにいたい。

みんなの足音がとおくとおくに聞こえて、

季節に置いていかれて、

 

だけど、いつまでも変わらない自分を弱くおもうことがなくなったのは変化なのかな。

 

いま、この瞬間にも、過ぎ去っていく日々が寂しく愛しいとおもってしまう。

 

いつまでも

 

どうか

 

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12月8日

朝の喫茶店でかわいい友人とモーニングをしてから多摩川に向かった。

約1年ぶりに行った多摩川は前よりキラキラしていて眩しかった。変わらずうつくしかった。

 

かたちは違えど、自分のなかにあるものを表現してなにかに残すことはとてもだいじで尊いものであると、改めて感じた。気づかせてくれた。

 

はじめてチーズナンをたべた。おいしかった。

新しい友人ができた。

たくさんの言葉を交わした。刺激を受けた。

がんばろうね って励まし合った。

またね で手を振って改札で別れた。

 

互いに励まし合って前に進めることが何より嬉しくて電車のホームで泣きそうになってしまった。

 

ありがとうね と言ってくれたけど、

こちらこそありがとうだよ。

 

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またね。