12月2日

ちくりとした空気 湿ったコンクリート AM3:00の静けさ 自販機で買ったあたたかいお茶 余ったコンドーム 君の部屋 誰もいなくなった都会の駅は 心地が良かった。 人間はずるい。 いつだって自分勝手で いつだって盲目だ。 寂しさを埋めることのできない、 強…

11月9日

歩くたび聞こえる乾いた音、つんとした空気、澄んだ夜空にくっきりと見えるオリオン座、素直に嬉しかった。 どうしても人と比べてしまう。どうしてもちゃんと笑えずにいる。どうしようもなく情けなくなる。 自分が描いたものを晒すより裸を晒した方がマシで…

10月7日

AM 9:58 デパートの開店を待つ 親子たち。 幸せそうだった。 うるさかった。 あの子はこうだから 幸せ だとか、 あの子はああだから 不幸せ だとか、 他人が決めつけることではないのに 他人は決めつけたがる。 他人は 他人で 他人が 他人を、 私はいつまで…

9月27日

次の日だった。 人の死なんてものはあっという間だった。 あー、一度はちゃんと挨拶したかったなって。 君は強くて脆い。 もう強がらなくていいのに。 ちゃんといるから。消えたりしないから。 この不安定で今にも崩れそうな何かを私が守ってあげなきゃ、と…

9月16日

雨が降ってきた。久しぶりの雨だった。 髪の毛が湿気を吸った。 傘を落として泥がついた。 煙が舞った。 帰りたくなかった。 昔の自分が今に逃げてきた。 夢に14歳の私が出てきた。 同じ過ちを繰り返すわけにはいかない、のに、まだ逃げたい。逃げきれない。…

7月20日

ちゅうとはんぱだから ちゅうとはんぱに生きている。 ちゅうとはんぱだから ちゅうとはんぱな気持ちしか知らない。 真っ白なキャンバスに感情をぶつけたら、 何層にも重なって、ぐちゃぐちゃになって、傷んで、ぼろぼろになって。 周りを見渡しても、 周りな…

6月25日

道端に落ちたアイスのような 片耳だけ聴こえなくなった イヤホンのような 放置されたお守りのような 折れた鉛筆の芯のような 安っぽいプラスチックのような 生温い炭酸のような 人生 この世にいること この世で生きていくこと 君といること 君がいないこと …