1月29日

心地よい風と 女の子の手の温もりと 脳に突き刺さるような絵画たちと 水の動きと カレーの匂いと 臆病で卑怯で我儘で 最低で最悪な日 許すとか優しさとか 甘えとか逃げとか 全部疲れちゃった 全部放棄しようと思ったから 放棄した 今なら電車に乗ってどこま…

1月6日

何も変わらないし、 変わらなかった。 冬が幻みたいに人と溶け合っている。 淡くなる。 消えてしまうには早すぎる夜。 暗闇の中、光を反射して揺らめいている多摩川はうつくしかった。 たくさん傷ついてきた人が 優しいとは限らない。 たくさん恵まれた人が …

12月2日

ちくりとした空気 湿ったコンクリート AM3:00の静けさ 自販機で買ったあたたかいお茶 君の部屋 誰もいなくなった都会の駅は 心地が良かった。 人間はずるい。 いつだって自分勝手で いつだって盲目だ。 寂しさを埋めることのできない、 強がりで不器用で弱く…

11月9日

歩くたび聞こえる乾いた音、つんとした空気、澄んだ夜空にくっきりと見えるオリオン座、素直に嬉しかった。 どうしても人と比べてしまう。どうしてもちゃんと笑えずにいる。どうしようもなく情けなくなる。 自分が描いたものを晒すより裸を晒した方がマシで…

10月7日

AM 9:58 デパートの開店を待つ 親子たちは うるさかった。 あの子はこうだから 幸せ だとか、 あの子はああだから 不幸せ だとか、 他人が決めつけることではないのに 他人は決めつけたがる。 他人は 他人で 他人が 他人を、 私はいつまで此処にいるのでしょ…

9月16日

雨が降ってきた。久しぶりの雨だった。 髪の毛が湿気を吸った。 傘を落として泥がついた。 煙が舞った。 帰りたくなかった。 昔の自分が今に逃げてきた。 14歳だった。 同じ過ちを繰り返すわけにはいかないのに、 まだ逃げたい。逃げきれない。 死にきれない…

7月20日

ちゅうとはんぱだから ちゅうとはんぱに生きている。 ちゅうとはんぱだから ちゅうとはんぱな気持ちしか知らない。 真っ白なキャンバスに感情をぶつけたら、 何層にも重なって、ぐちゃぐちゃになって、傷んで、ぼろぼろになって。 周りを見渡しても、 周りな…

6月25日

道端に落ちたアイスのような 片耳だけ聴こえなくなった イヤホンのような 放置されたお守りのような 折れた鉛筆の芯のような 安っぽいプラスチックのような 生温い炭酸のような 人生 この世にいること この世で生きていくこと 君といること 君がいないこと …